ほうろく加持祈祷会(かじきとうえ)を令和7年7月19日(土)に開催いたします。
- 壽海 大滝
- 7月17日
- 読了時間: 2分

本妙寺では、江戸時代から続く伝統的な行事「ほうろく加持」を、土用の丑の日に合わせて、本年令和7年7月19日より執り行います。
幸福と長寿を願い、夏バテ、頭痛封じなどの祈願をするこのご祈祷は、実は日本人にとって大切な、いにしえからの夏の風物詩です。
ほうろく加持の由来には諸説ありますが、古くは戦国時代の武将が炎天下で夏バテした際、兜の上からお灸を据えたところ、たちまち体調が回復したという言い伝えが起源の一つとされています。その後、兜の代わりにほうろく皿を使う形へと変化し、現在まで受け継がれています。
ご祈祷を受ける人が、お守りを頭に乗せ、その上から素焼きの「ほうろく皿(焙烙皿)」をかぶります。そのほうろく皿の上にもぐさ(お灸の材料)を置き、火をつけます。もぐさが燃えることで、ほうろく皿を通して頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」というツボを刺激します。 百会は、多くの経絡(エネルギーの通り道)が集まる「万能ツボ」とされ、ここを刺激することで脳の活性化や自律神経の調整など、様々な健康効果が期待されています。
宗派、檀信徒様問わず、どなた様でも広くご参加いただけます。
儀式の流れ
受付: 祈願者の氏名や年齢などを記入し、受付を行なってください。
着席: 椅子に座り、お待ちください。
ほうろく皿の装着: お守りの上にほうろく皿をかぶります。
もぐさの点火: 僧侶がほうろく皿の上にもぐさを置き、
線香などで火をつけます。
祈祷: 読経が行われる中、約10分程度そのままの姿勢を保ちます。
熱く感じたら少し皿を離してください。
一年間の健康を祷り、願います。
ご祈祷は午前11時と午後2時より、それぞれ行われます。
1回のご祈祷は約20分で終了しますので、ご都合の良い時間にお越しください。
参加費はお一人様2,000円です。
念のため、フェイスタオルを一枚お持ちになり、ご参加ください。
皆様のご来寺を、心よりお待ち申し上げております。
近年、酷暑続きの北海道の夏を、
さわやかな気持ちで一緒に乗り切りって参りましょう!!

コメント